インド・デリー大気汚染、「耐えられないレベル」 外出自粛求める

インド北部で大気汚染が悪化している。デリー首都圏の当局は、市民に外出の自粛を要請し、車両の通行制限に乗り出した。

デリー首都圏のアルヴィンド・ケジリワル首相は、「大気汚染が耐えられない水準まで達した」と警告した。

各地で大気中の微小粒子状物質PM2.5の濃度が急上昇し、呼吸器疾患を引き起こす恐れのある「有害」レベルに達しているという。
車のナンバーで通行制限

3日には大気汚染によって視界が悪くなったため、航空便30便以上が欠航となった。

汚染を軽減するため、自動車の通行を制限する規制が発動された。4日から15日まで、ナンバープレートの末尾の数字が偶数か奇数かによって、日替わりで通行が認められるという。

また、デリーの学校は5日まで休校となったほか、建築工事も中止されている。

デリーのサティエンダル・ジャイン保健相は住民に対し、「午前中や夜遅い時間には屋外での運動を避ける」よう呼びかけている。

さらに、マスクの着用や汚染地域に立ち入らないこと、建物の扉や窓を閉め切ることなどを指示している。
大気汚染の原因は?

インドではこの時期、焼き畑や麦の収穫後のわら焼きが行われており、高い大気汚染レベルの主な原因となっている。

また、1週間前に行われたヒンドゥー教の祭典「ディワリ」の花火でも、二酸化炭素(CO2)や二酸化窒素(NO2)、二酸化硫黄(SO2)といった人体に有害な物質が排出されたという。

これらに自動車の排気ガスや、工事現場や工場からの排出ガスが加わり、スモッグになっている。

雨が降ればこうした有害物質は大気中から除去されていくが、予報では7日まで雨は見込めないという。

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