ニューヨークで自動車ショー 各社ともEVに力入れる

ニューヨークで自動車ショー 各社ともEVに力入れる

アメリカ ニューヨークで自動車ショーが始まり、各社ともバイデン政権の後押しで需要拡大が見込めるEV=電気自動車の展示に力を入れています。

「ニューヨーク国際自動車ショー」は世界の20を超えるブランドが出展し、5日、報道関係者向けに公開されました。

バイデン政権は北米地域で組み立てられたEVを対象に税制優遇などでEVの普及を後押ししていて、各社とも需要拡大が見込めるEVに力を入れています。

このうち
▽韓国のヒョンデ自動車とキア自動車はそれぞれ新しいモデルのEVを発表し、さらにキア自動車は来年からアメリカ国内でEVを組み立てることも発表しました。

▽アメリカのGM=ゼネラル・モーターズやフォードは現地で人気のあるピックアップトラックのEVなどを展示しています。

▽日本メーカーもトヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」がSUV=多目的スポーツ車のEVを展示したほか、日産自動車やSUBARUもEVを展示しています。

JETRO=日本貿易振興機構ニューヨーク事務所によりますと、去年のアメリカの新車販売台数は自動車ローン金利の上昇などを背景に前の年より7.8%減少しています。

北米日産でEVを担当するテッド・クリーダーさんは「アメリカ市場に占めるEVの割合は、ここ数年間急速に増えている。税制優遇の法律は必ずEVの割合を増やすと思う」と話しています。

長谷川賢