「Google Chrome」、遂にARM64に対応 ~ 「Microsoft Edge」は3年の遅れ

「Google Chrome」、遂にARM64に対応 ~ 「Microsoft Edge」は3年の遅れ

「Google Chrome」がとうとうARM64に対応し、Canaryチャネルで「Windows on ARM」でネイティブ動作するバージョンが登場しました。この新しい対応により、ARM64デバイスユーザーは「Google Chrome」を利用できるようになり、これまで「Microsoft Edge」が唯一の選択肢であった状況が変わります。

ちなみに、「Microsoft Edge」は既に3年前からARM64にネイティブ対応しており、ARM64デバイスでは安定して動作していました。しかし、一部のユーザーは「Chrome」で同期しているパスワードなどのデータがあるため、「Edge」よりも「Chrome」を利用したいと希望していました。

ARM64版「Chrome」を試してみたいユーザーは、ARM64プロセッサーを搭載した端末でCanary版「Chrome」の公開ページにアクセスし、インストーラーをダウンロードすることができます。もしARM64環境であることが検出されない場合は、「Windows ARM」のリンクをクリックしてからダウンロードボタンを押すと良いでしょう。ただし、DevチャネルやBetaチャネルのダウンロードページには「Windows ARM」のリンクが存在しないため注意が必要です。

弊編集部による試用の結果、Canary版「Chrome」がARM64ネイティブで正常に動作していることが確認されました。「タスク マネージャー」を見ると、Stable版は「x86」であるのに対し、Canary版は「ARM64」であることが明確になります。これにより、ARM64デバイスユーザーは「Google Chrome」を利用する新しい選択肢を手に入れました。

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